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はこだて散歩日和(パッチワーク日和)

ありがとうのかんづめ

今回は俵万智さんの本を二冊紹介します。
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=ありがとうのかんづめ= 2017年11月初版発行
俵万智さんのひとり息子「たくみん」が 幼稚園年中から小学校5年生までの
短歌とエッセイを綴った本です。
たくみんが小学校の時に 
ほかのお母さん方と一緒に 読み聞かせのボランティア活動をします。

「読み聞かせボランティーアの おばちゃんとして 戸を開ける 一年二組」

絵本の選び方というのは、好みなどもあるし,
自分の目だけだと、どうしても偏ってしまいます。
ナンセンス絵本「ぶたのたね」は俵さんの得意な一冊。
何ども読んで 文章が頭に入って 子供の反応も予想できますが
教室が笑いで包まれると、実に気分が良いそうです。

『・・・・が、これも行き過ぎは、要注意。
読み聞かせの主役は、あくまでも絵本だ。
「今日の本面白かったね」と言われれば大成功。
「今日のおばちゃんおもしろかったね」と言われないようにしましょう・・・・と
「読み聞かせハンドブック」には書いてある(ドキッ)。』(本文から)

子供同士の喧嘩を、子供同士で解決してゆく様子等が
お母さん目線で書いていて 読んでいて楽しい一冊でした。
(今子育て中のお母さんにもお勧めします)

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=トリアングル= 2004年5月初版発行
こちらの本も 文中に「短歌」が差し込まれています。
テンポよく物語が進んでいき、俵万智さんは小説も得意だと思いました。
33歳の「香里(かおり)」 7歳年下のミュージシャン志望の「圭」26歳
12歳年上45歳の「М」世間の言い方では 香里とは不倫の関係です。
それが9年も続いていて・・・・この長さにも驚きました。

それは香里に結婚願望がないのと 経済的に自立しているのと
Мのそばにいる心地よさが一番の理由です。

圭とも同時進行しますが だんだん圭の独占欲や
売れないミュージシャンの自信過剰なところが嫌になります。
読んでいる途中でこれは俵万智さんの「私小説」だと気が付きました。

小説としては面白いけれど Мの奥さんや娘 圭が後から読んだらと思うと
いたたまれない気持ちになりました。
子供が欲しい所で終わっていますが、この本の続編も読みたいところです。
特にМが奥様にどのような落とし前をつけるのか知りたいな(笑)。
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コメントコメント


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ありがとうのかんづめ

素敵なタイトルですね。
私も一時期、数人のお子さんのお世話をしていたことがあって、
よく絵本を読んでいました。
『読み聞かせの主役は、あくまでも絵本だ・・・』に、
今さらながら、私もドキッ!(^▽^;)

小説も書かれていたんですね。初めて知りました。

pil | URL | 2018/03/03 (Sat) 00:49 [編集]


Re: ありがとうのかんづめ

pilさんコメントを有難うございます。
子供さんを預かっていたんですね。
絵本を読んで貰っている時間は 
子供さんも幸せでしたね。
子供にもお気に入りの絵本があると思いますが
pilさんのお気に入りの本も知りたいです。
俵万智さんの頭の引き出しの中には「沢山の言葉」が
入っているようで 短歌が素敵でした。
小説も文章が読みやすくて 引き込まれました。


tugumi365 | URL | 2018/03/03 (Sat) 07:47 [編集]