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はこだて散歩日和(パッチワーク日和)

東北旅⑫旧関善酒店(鹿角市)

東北旅  道の駅に寄りながらの旅です。
旧関善酒店は 道の駅「あんとらあ」で知りました。
鹿角(かづの)市は,秋田県北部にあり 
江戸時代は南部藩(青森県)に属していた時代もあります。

尾去沢鉱山はじめ 多くの良質な鉱山があり
ここ鹿角も 主に大阪商人が多数押し寄せて 隆盛を誇っていたそうですが
鉱山が閉山になると 潮を引くように 町が衰退したそうです。

旧関善酒店は 安政3年(1856年)創業 この建物は明治38年の大火により
同年に再建されました。
木造のアーケード「こもせ」が付いています。
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造り酒屋としては昭和58年に廃業しています。
この建物 今はNPO法人が管理しています。
建物の管理・運営には多大なお金が掛かるとのことでした。

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一階では 鹿角の紫根染め・茜染めの復活を目指し研究する
「むらさき・あかね工房」があり 草木染の体験ができます。
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二階からの景色 一階にある庭を見渡せる設計になっています。

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何代目の奥様か聞き漏らしましたが
大阪から嫁いだ「英語」が出来る方だったそうで
私としては「どうして鹿角に?」と疑問。
当主が若いころ大阪にある醸造学のある大学で勉強している時に
見染めた奥さんです。

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この当時役場に一台しかない電話が関善酒店は二台あったそうです。
右端に大阪三越の入れ物が見えますが 電話で今で云うところの
カタログショッピングをしていたそうです。

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この奥様の晩年のご様子です。
すっかり鹿角に馴染んだ感じですね。
CIMG3122.jpg

この建物の見所です。
明治時代の商家として 日本最大級の吹き抜け木造架構。
梁の木を通している穴が 少し余裕を持たせた「免震構造」になっています。

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この入れ物
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ふたを開けると そろばんが入っていて 
これ一つで持ち運びができ仕事が出来ますね。
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二階は当主家族・杜氏家族・使用人が襖一つで仕切られた空間に
50名もの人が暮らしていました。
案内の方が 北海道のニシン御殿に興味があり聞いてきました。
ニシン御殿は当主家族が住むスペースと使用人・漁師の居住空間は
完全に土間で仕切られています(私が見学した何件かの建物ですが・・・)。

関善酒店は使用人を家族のように大切にしていたので
私の話は驚いた様子です。

(家に帰ってから思いましたが)当時北海道に渡ってくる人は
訳アリの人が多かったので 雇い主にはそんな概念はなかったと思います。

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鹿角のお米をお土産にしました。
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東北旅 もう少しお付き合いくださいね。
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コメントコメント


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内陸部ですから、鉱山の後ろ盾がなくなれば、当然、急速な衰退の一途をたどってしまったのでしょうね。それまでの隆盛ぶりとは大違いだったことでしょう。在りし日の活気ある様を見てみたかったものです。
夢の跡なんですねえ。

AzTak | URL | 2017/10/24 (Tue) 06:53 [編集]


UGUMI365さん、おはよう
時代を感じますね
素敵です
薫子の従妹は造り酒屋にお嫁に行きましたが勿論廃業です
母の里は、造り酒屋の醸造元でしたが、戦後質屋です
時代の一言でしょうか
でも、家のっ作りと言い母の里を思い浮かべて懐かしい一時をありがとうございました

薫子 | URL | 2017/10/24 (Tue) 08:00 [編集]


明治の建物が免震構造とは、びっくり!
よくよく考えられた設計なのでしょう。美しいです。

そろばんの入っている入れ物、昔の商家の雰囲気を感じられます。立派なものですね。

鹿角のお米、食べましたか?美味しかったでしょうか(^◇^)

きたあかり | URL | 2017/10/24 (Tue) 15:10 [編集]


Re: タイトルなし

AzTakさんコメントを有難うございます。
写真が沢山ありました。この様な商家が連なっていて見事でした。
夢の跡ですね。

tugumi365 | URL | 2017/10/24 (Tue) 17:33 [編集]


Re: タイトルなし

薫子さんコメントを有難うございます。
薫子さんの従妹やお母さん 凄いですね。
お金持ちの家系だったんですね。
北海道は歴史が浅いので、そんな話は夢の中ですよ。
日本酒好きなので造り酒屋 憧れます!!

tugumi365 | URL | 2017/10/24 (Tue) 17:37 [編集]


Re: タイトルなし

きたあかりさんコメントを有難うございます。
商家の建物の作りが 芸術的ですね。
免震構造は凄いですね。
お米のキャチコピーは「一粒一粒に程よい粘りがあり 白いご飯としてはモチロン
チャーハンやカレー・手巻寿司にピッタリとありました」
お米は ソレゾレ凄く個性があると感じながら 頂きました。

tugumi365 | URL | 2017/10/24 (Tue) 17:44 [編集]


使用人さんも家族同然に大事にして 襖一枚の隔てた部屋で寝ていたということをお聞きして。。。
使用人さんも骨身を惜しまず働いたことでしょうね。

よくできた 方たちだったのですね。

いとこいさん | URL | 2017/10/25 (Wed) 00:14 [編集]


Re: タイトルなし

いとこいさんコメントを有難うございます。
今回の文章には書きませんでしたが
使用人を大切にすると 
後から入った人も上を目指して仕事に励んだそうです。
家族のように人を育てないと「美味しいお酒」は
出来ませんね。当時のお酒を飲んでみたかったです。

tugumi365 | URL | 2017/10/25 (Wed) 08:00 [編集]


🍶旧関善酒店🍶

おはようございます。
☆こもせ
素敵なアーケードですね(^。^)今ではほとんど見ることができませんものね。
☆酒店
もしかして、釘を使わない工法でしょうか?昔の人の知恵は、すごいですね!そして、そろばん、下に5玉の昔のそろばんなんですね^_^
しかも、上手く収納されていて機能的!
☆大阪からのお嫁さん
ハイカラさんだったのでしょうか?
その当時で英語がお得意ならは、京都の同志社女学校かな?と、興味深いですね!

はこやん | URL | 2017/10/28 (Sat) 10:18 [編集]


🍶旧関善酒店🍶追記

同志社女学校ではなく、同志社女子専門学校の間違いでした。失礼いたしましたm(_ _)m

はこやん | URL | 2017/10/28 (Sat) 10:55 [編集]


Re: 🍶旧関善酒店🍶

はこやんさんコメントを有難うございます。
昔の写真を見せて貰ったら この様な「こもせ」の通りが長く何件も続いていました。
木組み、その通りです。釘を使っていません 大火の後再建しましたが 使用した材木はすべて
関善酒店の山から切り出しました。どんだけ金持ちなのでしょうね。
追記で同志社の学校名訂正ありがとうございます。
英文タイプライターや 着ていた洋服 道具類が沢山展示していました。

tugumi365 | URL | 2017/10/28 (Sat) 13:36 [編集]


Re: 🍶旧関善酒店🍶追記

はこやんさん重ね重ね有難うございます。

> 同志社女学校ではなく、同志社女子専門学校の間違いでした。失礼いたしましたm(_ _)m

当主も醸造学のある大学出身 ウイスキーのマッサンと同じ大学と聞きましたが
大阪は詳しくないので そこまで書きませんでした。
それにしても奥様も才女だったのですね。

tugumi365 | URL | 2017/10/28 (Sat) 13:39 [編集]