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はこだて散歩日和(パッチワーク日和)

段ボールはたからもの

「段ボールはたからもの」島津冬樹著 2018年12月第一刷発行

私はこの本を読んで初めて「アップサイクル」と云う言葉を知りました。
「リサイクル」は回収された資源を再び同等の素材に生まれ変わらせる事。
「アップサイクル」は元の製品よりも次元・価値の高い製品に作り変える事。
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多摩美術大学2年生の時に使っていた財布が壊れて「段ボール」で作ってみたら
想像以上に周りから褒められます。
大学卒業後は広告代理店に勤めますがその後段ボール一本(一箱)で
生きる事を決心します。
下の写真は「段ボール財布」です。(通販で売っています)
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世界中の国の文字が印刷された「段ボール」を拾って歩く旅行記で
読んでいて面白くほんの一部を紹介します。(先に国名を記します)

「台湾」
店先に落ちていた段ボールを貰おうと店主にお願いしたらお金を要求されます。
ゴミだと思っていたのにショックを受けます。40円でお買い上げ。

「カンボジア」
プノンペンという地名は『ペン(夫人)の丘』という由来からの地名です。
熱心な仏教徒のペン夫人が川を流れ来た仏像を
拾い上げて丘の上に祠を建てて祀りました。

「フィリピン」
バナナの段ボールを拾おうと行きますが 収穫されたバナナは
麻袋に入れてプランテーションに集められていました。
麻袋は何度も使えるのでバナナの段ボールは見つかりませんでした。

「ローマ」
全体的に治安の悪い雰囲気があり 近かったけどタクシーに乗りますが
15000円もぼったくられ 払わなければ危険な雰囲気があり払ったそう。

「イスラエル」
入国管理官にイスラエルに来た理由を聞かれ
正直に「段ボール」を拾いに来たと言ったら
怪しまれてしまい別室で威圧的な係官数名に何度も同じことを尋問され
4時間も拘束されました。

「インド」
タージマハルは昔の皇帝が愛する妃の為に作った美しいお墓ですが
裏に回ったら「ものすごく寂れた貧しい村が広がっていました」
ガイドさんにはタージマハル周辺はとても危険だと言われます。

文章が読みやすくて 行った先の写真が載っているので私は楽しく読みました。
夫に「段ボール財布」のお値段はいくらだと思う?と聞いたら
「500円位?」と言いました。
興味のある方は・・・・検索してみてね~。

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はこだて櫻珈琲舎

佐渡の旅に持って行った本の紹介です。
「はこだて櫻珈琲舎」篠田真由美著 カバーイラストは岩崎陽子
自費出版の文庫本です。

写真では良く見えませんがこの「カバーイラスト」にも意味があります。
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函館を舞台にした小説ですが・・・あえて【箱館市】として物語が進んでいきます。
野々村奈緒子19歳は大学を落ちて 家庭内にも居場所がなくて
(2年前に母を亡くし 継父とその再婚相手との4人暮らし)
小さいときに住んでいた箱館に旅行に来ました。

シングルマザーの母が働いている時に「櫻珈琲舎」をしていた内藤ゆきさんが
小学校に上がる前まで奈緒子の面倒を見てくれていて
一緒に住んでいた喫茶店を尋ねました。

ところが内藤ゆきさんはすでに亡くなっていて喫茶店は
この表紙の男性がマスターをしていました。

作者の篠田真由美さんは函館の方ではありませんが
実名で今もあるカフェなどのお店や 函館ではメジャーな方言
函館戦争の時の事など とても詳しく調べていて 私は楽しく読みました。



物語の「櫻珈琲舎」は
=幸坂を登って行く途中 坂の右手に「旧ロシア領事館」があり
行く手に「神社の鳥居が見えたら」階段手前の路地を右に入ると
枝垂桜の樹と洋風の二階建ての建物があります=と書かれています。

それで現場検証に行きました(物好きな私!)。
幸坂は函館市電「大町」と「函館どっく前」の中間にある坂です。
(見える建物は 旧・函館信用金庫・弁天支店です)
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幸坂から見上げた坂です。
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登り切った坂の上には「山上大神宮」がありました。
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山上大神宮から港を見た所ですが かなり急こう配の坂です。
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鳥居の階段の手前には「小路」はありませんでしたが
近くにとっても古い長屋がありました。
(ここが「櫻珈琲舎」の舞台になった所と想像します)
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こちらの素敵な建物は「旧ロシア領事館」です。
建ったのは1908年(明治41年)今年で112年です。

ご覧の通りとても古くて 耐震補強工事もしなければなりません。
函館市はそのお金がなくて今年2020年2月に
民間に売却すると発表しました。
さらに”20年間は転売しないように”との条件付きです。
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この場所は函館山の端っこで 観光客は来ない所です。
多額の補修費を掛けて 
それに見合うだけの商売があるのかしら?と私は思います。

8つの市民団体が「売却反対」の要望書を函館市に提出しています。

読みやすいよう短い文章を心掛けていますが 長くなりました。
最後まで読んで頂き有難うございました。

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少年と犬

第163回直木賞受賞作だから借りたわけではありません。
予約が60人待ちでようやく読みました。

この表紙の絵がこの物語を示唆しています。
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この小説のあらすじは全然知らないで借りました。
それが良かったと思います。

目次のように6つの物語からなっていますが
このワンちゃんには「マイクロチップ」が埋め込まれていて
釜石市の出口春子さんの「多聞」君で住所と電話番号が分かりますが
ご本人には繋がりません。
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=人の心を理解し、人に寄り添ってくれる。
こんな動物は他にはいない=(老人と犬の章から)

「多聞」君は6年の歳月をかけて釜石市から熊本市までの距離を歩き
その間5人の人と関わる小説です。
各「短編」なので読みやすくて馳星周さんの文章力に引き込まれ
一気に読みました。
最後は「感動的」な結末を迎えますが これから読む方の楽しみを奪うので
この辺で止めておきます(笑)。

馳星周さんは北海道の浦河町出身(競走馬のサラブレッドの牧場が沢山あります)。
今回は7度目のノミネートで直木賞をゲットしました。
北海道発のテレビで拝見しましたが 
人柄の良さが画面からでも滲み出ていました。

是非読んでみて下さい。心が癒されますよ~~。

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岡田晴恵さんの本を2冊

8/22「サワコの朝」に岡田晴恵さんが出演されました。
感染症の学者として羽鳥慎一モーニングショーにも出ていますが
どんな方かと興味がありました。

子供たちにも分かるような著書(絵本も含む)等々100冊の本を出版。

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「病気の魔女と薬の魔女」は児童書ですが
天然痘をはじめとした大疫病の歴史と新型インフルエンザについての
知っておくべき知識を大人から子供まで分かるように
=感染症について「正しく怖がる」知識=を
病気の魔女と薬の魔女を登場させて書いています。

「コロナは怖いと過剰に煽っている」との批判が一部にありますが
岡田晴恵さんは最初からPCR 検査数を大幅に増やすべきと言っていましたが
厚労省の動きが鈍く それが日本の検査能力の低さと医療体制の矛盾を突くことになり
政権に忖度した厚労省から岡田晴恵さんをメディアから引っ込んで貰いたい
思惑につながった一面も今回調べて分かりました。

デビ夫人が岡田晴恵さんを「キャバ嬢」みたいだと批判していましたが
洋服は通販で購入した自前を着ているそうですが
テレビに出る人には局の方でスタイリストを付けるとか・・・・
見た目にもアドバイスをしてくれたら
こんなにも批判されなかったのではないかなぁ~と私は思っています。

=マスクと手洗い・三蜜回避=が重要である事を 本を読んで再確認しました。

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希林のコトダマ

「希林のコトダマ」椎根和著 2020年4月初版発行

樹木希林さんが亡くなってから沢山の本が出版されました。
この本は希林さんと親交のあった椎根和さんが、娘の也哉子さんにお願いして
希林さんの蔵書98冊を借りてその内容を紹介した本です。

自分の本棚を見られるのは「お断り」しますが
他人の本棚を拝見するのは興味深いものが有ります(笑)。
        (表紙は希林さんの孫の内田玄兎君の絵です)
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希林さんの家は(テレビからですが・・・)いつも整理整頓されていて
余分なものが見当たりません。
本も100冊しか家の中に置かないそうで 新しく気に入った本があると
100冊の中の一冊を人にあげるそうです。

本の中で希林さんが感動した箇所には「赤線」が引かれています。
也哉子さんの夫の本木雅弘さんからは 執筆に役立ててと
希林さんのノートや資料を貸してくれたそうです。

=「言霊」とは ことばに宿ると信じられていた神秘的な霊力=
希林さんのことだまを感じた お気に入りの本の世界を覗かせて頂きました。

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「あん」ドリアン助川さんの本のページから・・・
映画「あん」ではハンセン病に罹患した主人公を演じていますが
実際に療養施設を訪問して患者さんのお話を聞いたり
どら焼きの餡子を作るために 製菓学校で餡の作り方を学びました。
本の内容ばかりではなくて 希林さんの映画に向けてのエピソードも
楽しく読みました。

どの本も興味がありましたが
紹介されている何冊かを函館図書館から借りて読んでいます。
希林さんの自宅の写真も載せていて 
下の絵は玄兎くんが9歳の時の画「無題」です。

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