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はこだて散歩日和(パッチワーク日和)

ルリユールおじさん

『ルリユールおじさん』(絵本) いせひでこ著 2006年9月第一刷発行

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ある日女の子の大切にしている「植物図鑑」が壊れてしまいました。
修理してくれる所を探していたら
「そんなにだいじな本なら、ルリユールのところに行ってごらん」と
教えて貰いました。

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女の子はパリの街を探して歩き
ルリユールおじさんの工房にたどり着きました。

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おじさんの仕事を見ている女の子の後ろ姿が可愛いです。
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「ルリユール」という言葉には「もう一度つなげる」という意味があります。
一度本をバラバラにして 綴じなおし 表紙も新しくします。
この仕事は日本にはありません。
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いせひでこさんの絵に魅了されました。
子供を書くのは「いわさきちひろ」さんが有名ですが
絵本を読むだけではなく 絵を見ているだけで幸せな気持ちになりました。

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こちらは伊勢英子さんの著書です。
物語の主人公は男性になっていますが「ルリユール M氏」の仕事を見るために
パリにアパートを借りてこの絵本を作りました。

黄ばんで古くなった紙は薬剤に何度も漬けて綺麗にして
皮の表紙も新しく装丁し直します。

製本の60もの工程をすべて手作業でする製本職人は
今では 一桁になったそうです。
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すき焼きを浅草で

「すき焼きを浅草で」平松洋子著 2020年5月第一刷
平松洋子さんはエッセイストで特に食文化と暮らしをテーマに書いています。

今回初めて平松さんの本を読みましたが 文章が軽やかで読み易かったです。

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写真が一枚もないのに「文章」だけで食べ物の説明や美味しさを表現されていて
私もつい何品か作ってしまいました。

『塩卵』は水から10分茹でた卵を 1カップの水の中に塩小さじ一杯の塩水を作り
ビニール袋の中に入れ冷蔵庫でひと晩置くだけです。

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ひと晩置くと塩味風味のゆで卵が出来ました。
最初の一口目は「ガツンと塩味」はしませんが 
口の中の遠くのほうで 上品な塩味を感じました。

この塩卵を平松流に表現すると
=ゆで卵はもふもふと優しいが、こっちの塩卵は、
白身がシャキッきゅきゅっと締まって、食べ口がすっきりキレがいい。=

(私には難解な表現です・・・キレがいいのはアサヒスーパードライだけです私には)

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『あぶたま』
油揚げの中に生卵を入れて 爪楊枝で口を止めて
醤油とみりんで煮た卵料理がありますが 
油揚げの「あぶ」と卵の「たま」でこう呼ぶそうです。
平松さんが子供の時から馴染んできたそうですが
長い間名前の知らない料理でした。

表紙の画と挿絵は下田昌克さんでそちらの挿し絵も楽しめました。

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ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー

図書館も5月末まで「休館」になってしまいました。
本がないと「暇がつぶせません(笑)」 
(パッチワークを一生懸命すると肩が凝ります)

「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」ブレイディみかこ著
孫から借りました。(函館図書館では予約待ち人数が約100名)
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裕福な親がいるカトリックの小学校に通っていた「11歳の少年」と「母」は
家の近くの「元 底辺中学校」からの学校見学会の招待状を受けます。
(英国では 子供の通う学校を選べるシステムです)

見学会では子供たちの「音楽部」の演奏から始まりました。
その後、教室を案内されるのですが カトリック小学校にはない
教員のフレンドリーな対応に熱意を感じました。

ここで題名の イエローは東洋人ですが
ホワイトは「ホワイト・トラッシュ(白い屑)」英国の白人労働者階級を指す
差別用語です。この人たちの子供が通う学校が「元底辺中学校」です。

2010年政権を取った「保守党」は大規模な緊縮政策を始めますが
その影響は子供たちにも及びます。

お金が無くてランチを持ってこれない子は 外で空腹を抱えて過ごすし
体が成長しても 制服が買えなくて つんつるてんの制服を着てくる子がいます。
読んでいて昭和30年代に小学生時代を過ごした私は「腹立たしい」思いになりました。
その頃はみんな貧しくて ズボンの膝にはツギが当てられていたのは普通でした。
今の時代 まして英国がこのような状態だとは ナント情けない事でしょうか。

少年の母は 着なくなった制服を 
ミシンで繕ってリサイクルするボランティア活動をします。
少年の友達の「ティム」は兄のお下がりを着ていますが
ボロボロで この子にリサイクルした制服を上げたいのですが
貰った相手が傷つかないように どんな切り出し方が良いのか?と悩みます。
自宅に来て貰って ミシン掛けをしている母の仕事を見ていたティムが
帰りがけに「制服」を渡しました。
ティムは「どうして僕にくれるの?」と聞きますが
少年は「君は僕の友達だからだよ」 ティムは「サンクス」といってハイタッチをして
玄関から出て行った・・・・このシーンに涙がこぼれました。

イギリスのリアルなこの体験記には 深く考えさせられました。

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読書

コロナの影響で図書館がお休みになる一日前の4/18に
本を10冊借りて来ました。

「迷いながら生きていく」(五木寛之著) 以前にも何冊か読んでいましたが
この題名に惹かれました。
昭和7年生まれの著者は 軍国少年として育ちますが 13歳の時に終戦。
朝鮮半島に取り残されます。
「治安は維持される 一般市民は現地に留まるように」と。
ところが軍人はいち早く日本に帰ってしまいました。そこからが苦難の始まりでした。
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その時から「国の言う事を信じるな」との考えになりますが・・・・
今のコロナ騒動では「国は国民の命を一番には考えていない」と知りました。
オリンピックの駆け引き ここでつまずいたと私は考えます。
オリンピックの先延ばしが決まったトタンに 
東京都のコロナ感染者数が一気に増えましたよね。
「何か隠していたんじゃないの?」子供だって変だと気が付きましたよ(我が孫)。

生きて行く上での 心の指針となる文章を読み込んでいます。

物が売れないので 函館商工会議所が
「函館朝市」「はこだて自由市場」「中島廉売」で使える 
5000円分の商品券のプレゼントを企画しました。
(どこの市場で使える商品券かは 指定出来ません)
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我が家は「中島廉売」の常連さんです。
地元を応援しています。

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セバットソング

「セバットソング」谷村志穂著 2019年11月初版発行

七飯町大沼湖畔にある 大沼学園が舞台になっている物語なので
散歩途中にある「図書室」にリクエストして読みました。
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大沼学園はかつては「感化院」と呼ばれて 様々な理由で親から離れて
職員たちと寮生活を共にする場所です。
入所した子供たちの多くは虐待を経験しているそうです。
その上で非行に走ったりして 大人を安易に信用しません。

施設を束ねる「藤城遼平」の娘「ゆき」は 偶然You Tubeで唄う
父の教え子「摩耶」を知ります。同じく兄の「拓弥」とも出会います。

家庭に恵まれない子供たちのために「安心できる場所」をと
奔走する藤城遼平と歌手の摩耶は実在の人物です。

虐待されて亡くなる子供たちのニュースに接すると
「なぜお母さんは かばわなかったのか?」との怒りを覚えますが
摩耶と拓弥の母も再婚相手の男に依存していて
子供たちは 暴力を受けて育ち 家出を繰り返します。

谷村志穂さんの「筆」の魔力で 借りた当日には読み切りました。

ところで「セバット」の意味ですが「狭い場所」アイヌ語からも来ているそうですが
温かい水がそこだけに注ぎ込み、唯一氷結しない場所。
(ブログを読んで下さる 貴女のために 大沼まで行って写真を撮って来ました
手前と向こう側に境目が見えますか?)
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遠いシベリアから飛来してくる白鳥さんも羽を休める場所です。
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